きなこもちまめもち: まだ雨を待ってます

朝、外に出ると地面が濡れていた。夜のうちに雨が降ったらしい。やった！

これで今朝のホシの行動が理解できる。だって、こうだったのだ。

さあ行きましょう

時に、朝6時前。

すっかり準備完了、出掛ける気満々で待っていた。湿度が高くなると家の中からでもわかるほど色々なにおいが立ち込めるのだろうか。もう早くお散歩に行きたくてうずうずしている。

わくわく

まだうす暗い公園を、盛り上がってるイヌと眠いヒトがゆく。

立ち込めるにおいを全て取り込むぞという勢いで、ホシはずっと下を向いて歩く。地面の穴には一つ一つ鼻を突っ込み獲物の確認。楽しそうではあるけれど、先へ先へと急いで、落ち着いたお散歩とは言えない。まあ、今日は仕方ないか。

この辺に最後にまとまった雨が降ったのは、えっと、去年の、4月？5月？なんにしろ半年以上降っていない。半年分たまったにおいが一斉にのぼってきたら、そりゃのんびりしていられないだろう。

しかしよく見ると、降ったと言っても大したことなかったらしい。舗装された部分はしっとり濡れているが、土の見える地面はもう乾き始めている。ホシがちょっと掘ると、1ミリくらい下はすでにカラカラのぱふぱふ。地面の奥まで乾き切っているから、ちょっとのお湿りでは何の足しにもなっていない。

ぱっさぱっさ

湿った足に乾いた砂がくっついて、どろどろに汚れるだけ。

雨季に雨が降らないと、夏の水不足が心配になる。これ、かなり深刻なのだ。火事で家を失う人とか面白がって放火して回るバカとか山火事で負傷する消防の人とかがでる。農作物が育たない。節水で水道が止まる。みんなが困るんだよ。

本当に異常気象だ。はやく、雨、降って。

こう乾いていると、イヌ達はいつもに増して薄汚れて埃っぽい。