2014年1月11日土曜日

ホシの受難

ホシと、るな。二頭一緒にお散歩に行くことはあまりない。旦那は遅くなった時など時々時間短縮のために一緒に出かけるが、一人で二頭引きはやはり自由度が制限されて、満足度が低いことは自覚しているのでできるだけ避ける。

いつものパターンはまず、ホシ。済んだらるなの番。

土曜日の今日、旦那と相談して二人と二頭、家族で出かけてみることにした。つまり一人一頭の家族散歩。それぞれの行きたいところに行けばいい。ただ一緒に公園まで行き、二組の犬散歩そこからスタート。


結果。やっぱり別々にしよう。るなはホシの後を追いすぎる。

まってー


ホシに追いつくためにガンガン引っ張り、ホシが興味を持つ物すべてに首を突っ込む。文字通り、首を、ねじ込む。


るなも!るなもー!


ちょっと、るなちゃんやめてよっ


 結果としてホシは押し出される。むっとしながらも、仕方ないから他を探すために歩き出す。さんざん堪能したるなはホシが側にいないことに気づき、また急いで寄ってくる。寄ってきてはお楽しみを横取りする。

なに?なに?るなも!


これの繰り返し、ホシは落ち着いてお散歩ができない。るなだって当然落ち着いていない。

一回りしてもう一度ホシが元の所にもどってきたので、ちょっとはホシも楽しめるよう旦那にるなを離してもらった。

わーい、ホシの番ー。

すると。

るなが物凄い声でなき出し、猛烈に抵抗し始めた。まるで殺されでもするような、まさに悲鳴。私が知らずに聞いたら絶対何事かと外へ走り出すような。

いやあああ!るなもー!


大げさにもほどがあるだろう、おまえ。

ホシは絶対、妹ってめんどー、とか思っている。もっとさらっと、こうタンパクに、いかんか? と私も思う。ホシが行くところはるなも行く。ホシが楽しいことはるなもやる。ホシが持ってるものはるなも絶対に、いる。 

別の所に降ろしてもらえばよかったな。失敗。

こんなにストレス満載の散歩を強いられても、やっと離れて歩けるようになるとホシは時々るなを振り返る。


あのこ、大丈夫かしら。

やさしいおねーさんだね、ホシはえらいよ。おかーさんなんか離れてほっとしてるよ。


やっぱり出来るだけ別々にしような、るながもうすこしおとなになるまで。





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