といってもゆっくり朝寝ができるわけではない。6時ごろ、まだ暗いうちから、
おはよう。
ぐうぐう、ともぶうぶう、ともつかない独り言を言い出す。これは無視して寝ていると延々続き、私が目を開けると止まる。目を閉じると独り言も再開。ひょいと首を上げると止まり、頭を枕に戻すとまた聞こえてくる。
あまりにささやかなつぶやきで、とっとと起きろ、早く飯よこせ、という要求というよりは本当に、お腹空いたなあ、おかーさん早く起きてくれないかなあ、という独り言だと思うのだ。あまり爽やかでない目覚まし時計だけれど、このくらいどうということはない。
ご飯とお散歩がすめば後は午後まで寝ていて手がかからないし。私が家にいると3時ごろにおやつを欲しがるが、たいがいあげるものはないのであっさり諦めてまた昼寝に戻る。
ご飯とお散歩がすめば後は午後まで寝ていて手がかからないし。私が家にいると3時ごろにおやつを欲しがるが、たいがいあげるものはないのであっさり諦めてまた昼寝に戻る。
夕方になるとまた笑ってしまうほど控えめなおねだりがはじまる。寝ているようでいて、実は静かにこっちをじーっと見ているのだ。
お散歩は? ごはんは?
私が動くとぱっと反応する。トコトコついてまわり、たまらなくなると鼻でちょんちょんとつついて、ホシここにいるよ? 忘れないで? というこれまた主張というにはあまりに小さい自己主張をする。ハーネスとリードを持つと嬉しくてピョンピョン周りを飛び跳ねる。か、かわいい。
ご飯の時もいいよと言われるまでじっと待っている。後で床を拭かなきゃならないほど食べたい気持ち(と、よだれ)が溢れても、ちゃんと準備ができるのを待っている。
他にはなにも見えていない
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