2013年12月24日火曜日

ホシのおねだり

冬休みです。

といってもゆっくり朝寝ができるわけではない。6時ごろ、まだ暗いうちから、

おはよう。


ぐうぐう、ともぶうぶう、ともつかない独り言を言い出す。これは無視して寝ていると延々続き、私が目を開けると止まる。目を閉じると独り言も再開。ひょいと首を上げると止まり、頭を枕に戻すとまた聞こえてくる。

あまりにささやかなつぶやきで、とっとと起きろ、早く飯よこせ、という要求というよりは本当に、お腹空いたなあ、おかーさん早く起きてくれないかなあ、という独り言だと思うのだ。あまり爽やかでない目覚まし時計だけれど、このくらいどうということはない。

ご飯とお散歩がすめば後は午後まで寝ていて手がかからないし。私が家にいると3時ごろにおやつを欲しがるが、たいがいあげるものはないのであっさり諦めてまた昼寝に戻る。

夕方になるとまた笑ってしまうほど控えめなおねだりがはじまる。寝ているようでいて、実は静かにこっちをじーっと見ているのだ。

お散歩は? ごはんは?


私が動くとぱっと反応する。トコトコついてまわり、たまらなくなると鼻でちょんちょんとつついて、ホシここにいるよ? 忘れないで? というこれまた主張というにはあまりに小さい自己主張をする。ハーネスとリードを持つと嬉しくてピョンピョン周りを飛び跳ねる。か、かわいい。

ご飯の時もいいよと言われるまでじっと待っている。後で床を拭かなきゃならないほど食べたい気持ち(と、よだれ)が溢れても、ちゃんと準備ができるのを待っている。

他にはなにも見えていない


奥床しいったらありゃしない。

何食べてるの? ホシも食べていい?


持っているものも頂戴、と言うと放す。こっちへ行こう、と言うと譲ってくれる。何かを追っかけてもすぐ我に返る。ちょっと怖がりなだけで、そこだけを私が補えばいい。

経験も知識もないままイヌのおかーさんになった私には回り道が沢山あるし、イヌの気持ちが分からないことも多々あるのにホシはとてもいいコだ。

私が大人になってからの初めてのイヌがホシでよかったよ。

0 件のコメント:

コメントを投稿