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2014年5月30日金曜日

かんがえる


SMILES@LA のあがさんの今日のエントリー、どうしても読み逃げができなかった。

人を噛んだ犬に注目が集まり助命嘆願や引き取り希望者が殺到する陰で、フレンドリーで何の問題もない犬達が殺処分になっている現実がある。これを批判するコラムの紹介と、それに対するご自分の考えをとても丁寧に書いていらっしゃるのでぜひ読んでいただきたい。


コラムの作者の意見は厳しい。全ての犬を救うことはできない、時間や費用や関心を問題を起こした犬に割くべきではない、と言う。

私には、このコラムの是非は判断できない。


根本的な問題は、「いらない動物」が多すぎることだ。

シェルターには新しい家族を待っている動物が溢れている。ペットファインダーという、ペットの里親を探すウェブサイトがあり、そこに登録されている動物の数は現在 326,778 匹。そのうち犬は 173,255 匹。

じゅうななまん、さんぜん、にひゃく、ごじゅうご。犬だけで。北アメリカだけで。尋常ではない。


シェルターが空になり、数少ないペットを争って希望者が殺到するような世界になればいいと、私は思う。

シェルターに余裕があれば、咬傷事件を起こした犬ときちんと向き合い、飼い主の問題か、犬のリハビリが必要かを見極められるだろう。正しいトレーニングの提供だってできるだろう。それが、シェルターの本来の姿ではないだろうか。人間の無責任で増えすぎた、行く場所のない動物を殺すための場所では悲しすぎる。

避妊を徹底し、パピーミルを廃絶し、動物を金儲けの道具や使い捨てのアクセサリーと見る環境を失くしたい。

私は、「知らない」を減らしたい。多くの人に、「考える」ことをして欲しい。沢山の「考え」が集まって、「変化」になる、その一片になりたい。だから、まず自分が考える。そして、時々、ここに書きとめていきたい。






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2014年4月13日日曜日

自由すぎる


ぽかぽかの日曜日。

だらだら


こっちも寝ている。 

だらだら


静かだ。平和だ。さて、今のうちに洗濯物をたたんでしまおうか。

私は洗濯物はベッドの上でたたむ。広さがあるし、高さがちょうどいいし、クローゼットまで3歩だし。

シーツを交換し、イヌカバーをぺろりとめくって準備完了。さて洗ったものを持って戻ってくると。

おかえりー


おい。

どこからツッコんだらいいんだ。電光石火のポジションチェンジか、洗いたてのシーツの上を陣取っていることか、これ以上邪魔になりようがないことか、それともシンクロナイズド邪魔になっていることか?

退けと言っても知らんぷり。うちのイヌたちって、両方とも耳聞こえなかったっけ。


さあどうする、むりやりどかすか。それともそのままにして作業を続けるか? いや、やっぱり汚いんじゃないか。大体るなはさっきまで地面で寝ていた方を見せて転がっている。その上に置くのはさすがにちょっとなあ。

さあ。どうする。

こうする


なんちゃって、うちでは大抵気にしない。どけたっていいけど、気分によってはどけるけど、今日はぴろっとイヌを拭いて、作業続行、仕分け開始。イヌも全く動じない、全部片づけ終わるまでふたりともびくともしなかった。済んだらぱぱっとシーツを払って、何事もなかったように終了―。

当然うちにはコロコロクリーナーがいたるところに置いてある。室内土足には慣れているし、イヌもヒトも健康だし、特に問題を感じない。イヌを触った後は必ず手を洗うが、そのほかは本当に無頓着。


でもこれ、綺麗好きな奥様方には抵抗があるだろうな、とは思う。実家の母あたりが知ったらマスクと消毒剤と雑巾で武装して攻めてくるだろう。おかーさんごめんなさい。


冗談はさておき。イヌは汚いか?と自問して、答えが「ノー」だったので考えたこと。

家の中が汚れるのが嫌だからイヌはケージに入れっぱなし、とか外に繋ぎっぱなし、という人は、なぜ犬と暮らしているんだろう。毛がついたら取ればいい。汚したら掃除をすればいい。いたずらされて困るものを届くところに置かなければいい。

ここまで無神経になれとは言わないから


うちほどのばかはそうそういないかもしれない。そして家族の間のルールはもちろん必要。でも、一緒に住むのが気になるなら、そのための手間がつらいなら、動物を飼うべきではない。どうか心のあるものを閉じ込めないで。





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2014年3月27日木曜日

知らないは、いけない


Indy ママさんが、昨日のブログでパピーミルで繁殖させられていたと思しいわんちゃんが、素敵な家族をみつけて幸せな生活を送っている話をされていた。

ここをのぞいて下さる方は、私のようなイヌ初心者よりもずっと詳しいだろうが、触発されて、私も少し書いてみたくなった。のめりこむと尽きない話題だから、少しだけ。


写真だけでもおバカに。


これも Indy ママさんが以前呟いたことだが、既に飼った経験のある人は、次のイヌはシェルターから、と言う人が多いような気がする。そうかもしれないと、とてもいいことだと、思う。


ペットショップに並んでいる子犬を衝動買いする人は、動物を飼ったことがないか、飼ったことがあってもきちんと向き合わなかったのではなかったかと思う。何も考えずに、カワイイモノをおもちゃのように、珍しいモノをステータスとして、ポンと買うのではないだろうか。

何も知らなければ、ほんの赤ちゃんのうちにショーウィンドーに並ばされる子犬や、その子犬が連れてこられた環境に思いを馳せることはない。発達に一番大事な時期に一人ぼっちにされることや、親イヌの置かれた悪環境が、どんなに身体と心の両方に酷いことかを、考えない。

カワイイと癒しが流行る日本。小さければ小さいほど売れるから、業者は生まれてすぐに親兄弟から引き離す。大量生産して利益を求める。親イヌの健康や幸せ、子犬の将来の健康や性格形成はコスト計算には入らない。


私は日本のペットショップには、入れない。ショップの方角さえ、見れない。


問題は、知らないこと。ペットショップに並んでいる子犬が、どこから来たのか知ってほしい。イヌのことを知れば、パピーミルにお金を落とす気にはならないだろう。誰も買わなければ、売る人間は自然といなくなるのだ。


だからおねがいです。もっと、知ってください。

イヌには、心があります。モノでは、ないのです。安易に買ったり、要らなくなったからと捨てたりしないでください。ぬいぐるみでなく、道具でもないかれらと、きちんと向き合う覚悟をしてから、時間をかけて、イヌを商品として扱わないところから、大事ないっぴきを迎えてあげてください。

そうしたら、もっと、イヌはあなたに幸せをくれます。

わたしの、たからもの


少しだけと言っておいて、やっぱりだらだらと長くなった。それにここは適当な場所ではないかも知れない’。でもイヌ飼いならどうしても考える話題、どうかご容赦を。明日は、またおバカに戻ります。





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